私の結婚生活のお話~その3~

20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐です。

 

私の結婚生活のお話第3弾です。

前回の記事はこちら。

 

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その後、自分がいけなかったんだ。自分があの時きちんと考えて結婚を決めなかったから今不幸なんだと自分を責めました。

そして、そもそも私はどうして生まれてきたんだろう。この先に幸せなことなんてあるのかな、と考えるようになりました。

 

自己肯定感が低い私は自分を許せないことに気づいたものの、どう解決していいのか分からない状況でした。

 

実は、1度は電話相談を受けたものの、この時点でも私はカウンセリングというのは心が弱い人、病気の人が受けるものと思っていました。

相談したことで気づいた事があったのに「人に相談しないと気が付けないなんて自分はダメな人間だ」と自分をずっと責めていました。

 

自分を責める理由には過干渉な父や、私に否定的だった母の影響が少なからずあったのだと思いますが、この時は原因も、解決方法も全くわかりませんでした。

 

この頃子供も思春期に入り、親の思い通りには行動してくれなくなっていました。

そのことも自分責めに拍車がかかる要因でした。

 

子供が大きくなると、子育ての悩みはより深刻さを増し、相談できない事で関係は悪化していました。

 

そして再び行き詰った私は夫婦関係について離婚カウンセラーの方に相談することになります。

もう、自分で解決するのは無理だと白旗をあげるときが来たという感じでした。

 

この時私は2人のカウンセラーさんに離婚の相談をしました。

 

おひとりは、離婚したいという方には徹底的に味方になります!というタイプのカウンセラーの方でした。モラハラやDVを受けている方の絶対的な味方という印象で女性の味方になってくれると思っての相談でした。

その方に相談したときに

「子育て頑張ってきましたね。でも今無理をして離婚しなくてもいいんじゃないですか。」

「旦那さんは家にきちんとお金を入れていて、暴力をふるうわけではないんですよね。だったら修復する努力をしてみたら?」

と言われました。

 

もう一人のカウンセラーさんには

「あなたがそんな態度だったら、旦那さんが嫌になるのも当たり前」

とおしかりを受けました。

 

この出来事から私は自分の何がいけないのか、世間一般の仲のいい夫婦はどうやって生活しているんだろうと考え、自分の考え方を変えないと一生このままだと考えました。

 

夫婦関係専門のカウンセラーさんのブログを読んだり、無価値観を癒すカウンセラーさんのセミナー動画を購入したり、藁にもすがる思いでどうにかしたいと行動し始めました。

 

これらは一定の効果をもたらしたものの、自分責めがやめられない事と人を責める気持ちは相変わらずでした。

 

そうこうしているうちに、今の師匠である根本裕幸先生に行きつきます。

とても読みやすく面白いブログの文章に惹かれ、ともかくメルマガを登録。

ですが、正直最初は内容が良くわからないという事もありました。

特に「ダメな自分を認める、受け入れる」と書かれている文章に???がいっぱい。

 

ダメな自分なんて認められるわけがないと思って読んでました。

(師匠すみません。)

 

それでも、師匠のブログに自分の苦しさを解決するヒントは隠されていると信じて読み続ける日々。

そこで「自己肯定感」という言葉を知ります。

どうやら自己肯定感をあげると夫婦関係も良くなって、自分の生きずらさも解決できるみたいだぞ。

と思った私は記事に書いてあることを実行し始めます。

 

それまで子供がいることで、仕事が終わったらどこにもよらずに家に帰っていましたが、カフェで一杯だけコーヒーを飲んでから帰るとか、友達とのランチの回数を増やすとか、とにかく自分のしてみたいことを実行していきました。

子供にお金がかかるからと自分にお金を使う事を禁止していましたが、習い事にも通ったり、欲しかった洋服を買ったりとちょとだけ自分にお金を使うという事が出来るようになったんです。

 

そうすると、少しだけ自分を責める気持ちが無くなりました。

自分を責めることが減ると人の事も責めずに済むようになっていきました。実をいうと私は夫だけではなく、周りの人を責めてしまう事が多く、職場やプライベートでの人間関係を良好に長く保つことが出来ない人間でした。

そんな人が学校や職場で隣に座っていたら嫌ですよね。

今の自分だったら、過去の自分とは仲良くなれない気がします。

そんな態度でいたことを今ではものすごく反省しています。

 

夫婦の話に戻ります。

おかげでちょっとずつ自己肯定感をあげて自分責めが楽になりましたが、夫婦関係はすぐには良くなりませんでした。それどころか悪化していきました。

 

お互いの一挙手一投足が気に入らず、ののしりあう日々。

後から気づいたのですが、この頃私たち夫婦はお互いに執着しあい、自分と相手の境界線が見えていない状態でした。

 

そして、かつて父親が私を管理したように、今度は夫に管理されているような気持になっていきました。

 

私は管理されて自由がない事に不満を持ち、夫は私に大切に扱われないことに不満を持っていました。

とうとうどうにも身動きが取れなくなり、夫が家を出る形で別居生活を送ることになりました。

 

結婚20年目を迎えた年の秋でした。

 

続きはこちら

 

読んでいただきありがとうございました。

またお会いできると嬉しいです。

心理カウンセラーの実佐でした。

 

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