20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐です。
私の結婚生活のお話第4弾です。
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結婚20年目にして別居することになった私たち夫婦。それでも夫が住む家を決めて引っ越すまでには少し時間がありました。
余談ですが、この数年前から住宅事情により居間に布団を敷いて寝ていた私は自分一人の空間がなく家にいても心が休まらない日が続いていました。
なので、夫が仕事から帰って来ると必ず顔を合わせてしまうのが辛かった記憶があります。
そんな時、いつものように根本先生のブログを読んでいると、夫婦関係のセミナーを東京・神楽坂で行います。という告知が!
私はこの先夫婦関係を続けるべきか、離婚するべきかを悩んでいました。決められないからどうしていいのか分からず立ち往生している状態で、何から始めたらいいか分からなくて苦しかったんです。
そんな時にまさに自分のためにあるようなセミナーの案内が目の前に。
私はそれまで旅行などもほとんどしたことがなく、ましてや航空チケットを取ることも初めての経験でした。飛行機代をかけて自分一人でどこかに行くなんて考えたこともありません。
でも、この時はとにかく申し込もうと決めました。
ちょうど秋口で、その前の週は台風で札幌-羽田間の飛行機が欠航になっていたりしたので無事にセミナーに行けるのかも分からない状態。
まずは根本先生のHPからセミナーの申し込みをしました。備考欄にはなぜか「飛行機が欠航になった場合急遽キャンセルします」と書いた記憶があります。
申し込んだら後には引けない(本当はそんなことないけど)という気持ちで震えながら申し込みました。
そして航空チケットもネットで予約。途中で迷子になることも想定し、午後からのセミナーなのに朝一の便を、帰りは最終便を押さえました。
本当だったら飛行機に乗るなら夢の国に行ったり、東京観光したりしたいわけなのです。めったに乗る事のない飛行機。でもこの時はセミナーに出るためだけに日帰りで東京に行きました。
そしてまだ高校生の子供がいたので、当日朝学校に送り出すことと夕飯の支度を夫に頼みました。
いきなり”早朝から深夜までその日はいないです”と言われた夫は何事かと思ったはずですが、黙って承諾してくれました。
前日には夫から「どこに行くか知らないけど気を付けて」と言われました。
この時の複雑な気持ちになったことを覚えています。気を使ってくれることは嬉しいけど、ほっといて欲しい気持ちにもなりました。愛情がないのに優しくしないで欲しいという気持ち。そして基本的には優しい夫とどうしてこんなにすれ違ってしまったんだろうという悲しさ。それを考えないようにして翌日の準備をしました。
当日、まだ暗い中家を出て空港へ。
JRではボーっと外を眺めていました。
JRや飛行機の中で仮眠を取りたかったのですが、ドキドキしていて眠れなかった気がします。
東京は暖かくて、着てきたコートが重く感じました。
だいぶ時間に余裕があったのですが、どう時間をつぶしたのか覚えていません。空港でお昼を食べた気もしますがあまり覚えていないです。
時間が迫り、神楽坂のセミナールームに到着。私は方向音痴なのですが、迷子にならずに到着できました。
暗い気持ちでいた私は受付で顔を上げることも出来ずに名前を告げ、最前列に座りました。
初めて来るセミナールーム。その場所に自分がいることが不思議でした。
この時のセミナーの内容をすべて覚えているわけではないのですが、
最初にグループに分かれて自己紹介&現在の夫婦関係をシェア、先生の講座とワークを数種類し、イメージワークの後に公開セッションというのが大まかな内容でした。
ワークの途中で根本先生が参加者にある問いかけをしました。
「あなたが自分の一番弱いところを受け止めて欲しい人は誰ですか」
確かこんな問いかけでした。
私の中に浮かんだのはたった一人、夫でした。
この問いは「あなたの事を一番愛してくれたのは誰ですか」という事なんです。
と根本先生が言った時、私は号泣しました。
そうか、そうだったんだ。
私を一番愛してくれるのは、父でも母でも姉妹でもなく夫だったんだ。
この時、とにかくダメでもいいから夫とやり直す努力をしようと決めました。
何から取り組んでよいのかも分からず、このことが分かってからですら一度離れたい気持ちも変わらなかったけど、もう1回頑張ってダメならその時考えようと決めて札幌に帰りました。
その数週間後、夫は家を決めて出て行きました。
玄関先で子供と三人で夫を見送った後、子供に隠れて泣きました。夫と離れて暮らすのは結婚以来初めてで、寂しい気持ちがいっぱいでした。
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読んでいただきありがとうございました。
またお会いできると嬉しいです。
心理カウンセラーの実佐でした。
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