20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐(みさ)です。
本日は『ココロノマルシェ』にお寄せいただいたお悩みに回答させていただきます。
※ココロノマルシェとは、”三か月予約の取れないカウンセラー”根本裕幸先生のお弟子制度の修了生が皆様のお悩みにお答えするサイトです。
♦今回のお悩み♦
「子育てが難しい」
らんさん
現在11歳の息子がおります。
学校で先生から注意されてもものともしません。
・先生が話していても先生の話にかぶせて話し出す
・先生に注意されても話をやめない
・ほかの子が発言しているときも発言しだす。止めない。
・宿題をしない。宿題はしなかったら次の題が来て、そのままどんどん増えていったとしても自分は最終的に困らないと思っている。
・授業中集中せず内職が多い
・当然成績も悪い
私たち両親も最初は本人に促すように接してきましたが、
とうとう退学の話も持ち上がってきてしまったので、
強く、毎日伝えてありますが、改善しないようで。。。
そこで根本先生の、
”過干渉な母親に支配されて育つと、母親がいない場所であってもその声が響き渡り、自分の意志を否定することが癖になってしまいます。”
のコメントを見て、私は過干渉?かもしれないな。どうなんだろうと思って質問を寄せています。
当然息子が自分の意思を否定する癖をつけては困るのですが、
学校で先生のおっしゃることや私たち両親の言っていることを行動に移してほしい。。(理解はしていますが、行動に移せない)
アドバイスを頂けたら助かります。
らんさん、こんにちは。
息子さんについての愛あるご相談ありがとうございます。
私自身は2人の子育て経験がありますが、失敗や後悔の連続でした。
そんな経験から精一杯回答させていただきますね。
小学校高学年の男の子ですと元気があり余っていて、思春期に差し掛かる年齢です。
自分の意志のしっかり持ってくるので、親が言っても聞かない、口答えをされる。何を考えているかわからない。そんな年ごろですよね。きっと毎日息子さんとのやり取りに奮闘されているのではないでしょうか。
そんな中、学校の先生を困らせているとなれば先生や周りのお子さんに対して迷惑をかけてしまう、という心配もあるでしょうし何より息子さんの将来について不安になってしまいますよね。
>>私たち両親も最初は本人に促すように接してきましたが、
とうとう退学の話も持ち上がってきてしまったので、
強く、毎日伝えてありますが、改善しないようで。。。
という事なのですが、息子さんの年齢を考えるとただ無条件に両親の言うことを聞く年齢ではなくなってきている、ということをらんさんご自身がまず受け止める必要があるのかもしれません。
らんさんご自身は反抗期はありましたか。
あったとしたらどんな態度でご両親に接していたか覚えていますか。
>>学校で先生のおっしゃることや私たち両親の言っていることを行動に移してほしい。。
この文章から、もしかするとらんさん自身は学校の先生や親御さんの言うことをよく聞くタイプだったのかなと想像します。
らんさんがずっとそうしてきたから、とにかく周りの言うことを聞いてほしいという気持ちなのかなと思いました。
もしそうだとすると、らんさんはとても協調性があって常識的で人の気持ちが分かるのでしょうね。
らんさんはお友達に”いい人”とか”優しい”とか”素直”って言われませんか。
息子さんのことに話を戻しますね。
らんさんと夫である両親から”強く、毎日伝え”てお話しをされているという事ですが、
ここでらんさんに質問です。
息子さんがなぜ先生に注意されるような行動をとるのか、息子さんに聞いてみたことはありますか。
息子さんはなぜ先生が話しているのにかぶせて話しをしたり、注意されてもやめないんでしょう?
息子さんの主張したいことって何でしょう?
学校の嫌なこと、反対に好きや楽しいことは何なんでしょう?
担任の先生のことはどう思っているんでしょう?
そのあたりをじっくり聞いてみてはいかがでしょう。
もしかすると言わないけれども困っていること、嫌なことがあるかもしれません。
男の子ですので子供なりにプライドがあって、女性であるお母さんになかなか言えないなんてこともあるかもしれないですよね。
これには時間がかかるかもしれませんので、夫とも協力し合って息子さんのお話を聞けると良いと思います。
子供の一番の味方になれるのは両親だけです。
よそのお子さんと違うところが目に付いてしまうのも仕方がないですが、ここは息子さんの気持ちを確認するのが良いのではないでしょうか。
そこから、家庭でどうしていくか、先生とどういう話し合いをしていくかの選択ができると思います。
もう1つ気になったのが、
>>学校で先生のおっしゃることや私たち両親の言っていることを~
この文章で”私たち両親”よりも”先生”が先に来ているんですよね。
息子さんを育てるのはらんさんと夫ですよね。
お二人がどういう意思を持っているかも気になりました。
息子さんの気持ちと同時に、らんさんの教育方針がどういうものか、もう一度考えてみて欲しいです。
そして、
>>そこで根本先生の、
”過干渉な母親に支配されて育つと、母親がいない場所であってもその声が響き渡り、自分の意志を否定することが癖になってしまいます。”
のコメントを見て、私は過干渉?かもしれないな。どうなんだろうと思って質問を寄せています。
という部分についてですが、ご相談文だけでは過干渉かどうかは何とも言えないなと思います。
この言葉が気になったのは、もしかするとらんさんが干渉されて育ったという感覚があるのでしょうか。
息子さんは先生の前で自己主張できるお子さんですよね。
自分の意志を否定はしていないのだと思うんです。
では「自分の意志を否定するのが癖になって」いるのは誰でしょう?
最初に、らんさん自身は学校の先生や親御さんの言うことをよく聞くタイプだったのかなと想像します、と書かせていただきました。
”先生や両親の言うことを聞いてほしい”=自分の意志は二の次
そうなっていませんか。
家の外で目上の人や周りの意見を聞く、合わせる、というのは社会生活を送るうえでとても大切なことです。周りに対する優しさでもあります。
ただ、自分の気持ちを後回しにしてしまうと犠牲になってしまいます。
もし、らんさんがご両親から干渉されたという感覚があるのでしたら、らんさんとご両親の親子関係を見つめなおすことも、らんさんがこれから子育てをしていくうえで良いことだと思います。
これは一人で向き合うのは大変なテーマになってきますので、是非カウンセラーにご相談下さいね。
最後にもう一度書きますが、
息子さんの一番の味方になれるのはらんさんと夫だけです。
息子さんのことを相談してくださったらんさんは、愛情あふれる素敵なお母さんです。
だからこそ、今息子さんともご自身とも向き合ってみて欲しいです。
らんさんが自分らしく子育てが出来て、息子さんも幸せになれますよう応援しています。