20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐(みさ)です。
最近は日が長くてとても嬉しいです。
北海道ではそろそろ半袖を出さなくては、という季節になってきました。
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今日は私が”親密感への恐れ”から友人と疎遠になってしまったお話をしようと思います。
高校2・3年生の時に同じクラスだったAちゃんという子がいました。
2人で学校の外で会ったり遊んだりするような仲ではありませんでしたが、クラスの同じグループの中にいた子でした。
自分をしっかり持っていて、将来なりたいもの、目標としている学校も決めていて勉強もしっかりしているという子で、ただ凄いなと思ってました。
私はある理由があって、高校生以降友達との関係を長続きさせることができなくなっていました。(この話はまた詳しくどこかで。。)
友達と一緒にいても自分と友人たちの間に見えないカーテンがあるような、自分だけがそこにいないような感覚を味わっていました。
卒業後、Aちゃんは関東の学校に進学していきました。
その時私は受験に失敗して浪人していたのですが、目標も行きたい学校もよくわからず将来どうしていいのかわからない状態でした。
Aちゃんは折に触れて手紙をくれて(携帯やスマホどころかパソコンもまだ一般的じゃなかった)、「受験頑張ってね」「関東の学校に来たら一緒に遊ぼうね」などと書いてくれていたのですが自分には希望の学校に進学するビジョンが全く見えませんでした。
そこそこ勉強はしていたものの、2回目の受験でも行きたい学校に行くことはできず地元の滑り止めの学校に進学が決まりました。
その時もAちゃんは連絡をくれていましたが、私は自分の不甲斐なさや合格できなかった恥ずかしさから手紙を書くことができませんでした。
『私には価値がない』
『私と一緒にいても迷惑をかけてしまう』
『自分は毒のような存在だ』
自分の中にあったこんな感情が、Aちゃんとそれ以上仲良くいることを拒みました。
私とは違って目標も夢もあって頑張っている友人のそばに自分がいてはいけないような気がしていました。
もちろん、無意識で。
家族の中でいつも
『自分はわかってもらえない』
『両親の仲が悪いのに何で生まれてきちゃったんだろう』
『自分はいつも一人で味方がいない』
『普通に生活ができる普通の人になりたい』
そんな風に思っていた私は人との距離感がうまくつかめず、友達関係を維持することができませんでした。
心の勉強を始めて、”親密感への恐れ”という言葉を知り、どうしてそれが起こるのかを今やっと少し理解し始めたところです。
Aちゃんは私の”親密感への恐れ”をはっきりと教えてくれた恩人です。
きっと傷つけたし、悲しい思いをさせてしまったと思います。
とてもまぶしく見えていた彼女が、今幸せだったらいいなと思います。
彼女のことだから、きっと自分の力で精いっぱい幸せでいると思います。
もう会うことはないけれど、もし会うことがあったら謝りたい。
あの時は自分の無価値観から逃げてごめんなさいって。
あなたは悪くないって。
私が情けなかっただけなんだって。
自分や周りの人と向き合うことで、”親密感への恐れ”は和らげることができることを私は学びました。
そして仲良くなりたいと思う人には自分から声をかけられるようになりました。
きっかけは自分の両親や夫との関係をどうにかしたいという事でしたが、それらの問題と向き合った結果、友達と仲良くなることもできました。
人との関係を癒すきっかけが欲しい方、私とお話してみませんか。
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読んでいただきありがとうございました。
またお会いできると嬉しいです。
心理カウンセラーの実佐でした。