20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐(みさ)です。
本日は『ココロノマルシェ』にお寄せいただいたお悩みに回答させていただきます。
※ココロノマルシェとは、”3か月予約の取れないカウンセラー”根本裕幸先生のお弟子制度の修了生が皆様のお悩みにお答えするサイトです。
♦今回のお悩み♦
別居から修復したい
さくらさん
夫57才私53才子無し結婚20年になります。
私の依存症と傲慢で我が儘な態度に、去年の暮に爆発し離婚したい気持ちがなくなったこれからの老後に向けて好きなだけで生きていきたいと言われました。
今までは仕事も忙しく、嫌な部分があっても見ないふりや我慢して家の雰囲気を悪くしたくなかったのでそのままにしてきた。ただ去年あたりから考える時間ができるようになり、気づいてくれないかなとか思いながら過ごしていたと言われました。
今思えば、口数も少なくなり話をしても上の空だったり指輪を外したり家に帰る時間が遅くなったりと態度に出ていました。私は人付き合いが苦手だったり旦那に甘えて親戚づきあいもあまりしなかったり、趣味に誘われても断ったり、家の手伝いなど本当に尽くしてくれてました。愛情は受け取るけど、私はあまり愛情を上手に示してなかった気がします。
夫のことは今も昔も大好きで大切に思っているので修復したいと思っています。
現在は、離婚したいと言われてから帰宅する時間が遅くなり家に帰る日も減り、一度二週間程別居、別居しても話し合いできないからと戻ってきましたが、結局いずらくなり帰る時間が遅くなり帰る日が減りそのまま帰らなくなりました。最初は無視だったりLINE無視でしたが、一度戻ってきた時は挨拶や目はどうにか合うようになりましたが、私が相手のことをするのが嫌だったみたいで結局出ていき、二度目の別居はLINEは敬語になって他人のようです。電話には出ない状態です。離婚とは言わなくなりましたが変わらない人とは一緒にいれないと言われたけど、いろんなことをやらかしてきたので、どれをどうして自分をかえたら良いのかわかりません。夫は言いたいことは言ったからでそれ以上はいいません。私は何をしたらいいんでしょうか。
さくらさん
ご相談ありがとうございます。
別居状態の時は夫のことばかり考えてしまって辛い気持ちになってしまうことも多いかもしれません。
>>私は何をしたらいいんでしょうか。
という事なのですが、ここからできることはたくさんあります。
ピンチはチャンス!ってよく言いますよね。ぜひチャンスに変えて頂きたいと思います。
別居経験がある私から回答させていただきますね。
私からの回答とご提案
1.この問題はご自身と夫の二人で作った問題であると認識する
2.一旦「私は夫と修復する」と決める
3.自分を知り自分を整える
1.この問題はご自身と夫の二人で作った問題であると認識する
夫婦の問題というのはどちらか片方では作れません。今起きていることはさくらさんと夫の二人で作った問題だということをまずは知っていただきたいです。
>>私の依存症と傲慢で我が儘な態度に、去年の暮に爆発し離婚したい気持ちがなくなったこれからの老後に向けて好きなだけで生きていきたいと言われました。
夫が「爆発」したとき、さくらさんはどんな気持ちでしたか。
驚いた?
すぐには状況がつかめなかった?
やっぱりこうなったか、という感じ?
爆発ということは、予兆を感じたとしてもある時突然大きな衝撃を味わった感覚だったのではないかと想像します。
それまで夫は
>>今までは仕事も忙しく、嫌な部分があっても見ないふりや我慢して家の雰囲気を悪くしたくなかったのでそのままにしてきた。ただ去年あたりから考える時間ができるようになり、気づいてくれないかなとか思いながら過ごしていたと言われました。
と、かなり我慢していたという事なんですよね。
でもこれってさくらさんにわかりようがありましたか。
要は夫は「察してくれ」と言って不満を言わずにいたわけですよね。
さくらさんがよっぼどのエスパーじゃない限り夫が考えていることを1から10までわかりようがないと思うんです。
何が言いたいかというと、もしさくらさんがご自身を責めていたとしたら、さくらさんだけが悪いのではないですよ、とお伝えしたいです。
>>私はあまり愛情を上手に示してなかった気がします。
こう書かれていますので、さくらさんも夫も、自分の気持ちをパートナーに伝えるのが苦手なのかなと感じました。
いい感情も悪い感情も言葉にして伝えようとしなければ伝わりませんよね。二人とも言葉で伝えることが苦手ならすれ違うこともあるかなと思います。
そしてさくらさんご夫婦は似た者同士なのでは?という気がしましたがいかがでしょうか。
2.一旦「私は夫と修復する」と決める
>>夫のことは今も昔も大好きで大切に思っているので修復したいと思っています。
こう書かれていますので、さくらさんの気持ちは『修復する』=「また夫婦として一緒に暮らしたい」ということですよね。
なので、一旦「修復する」ことを決めて頂きたいです。
この時に大切なのは、さくらさんは「修復する」以外に「離婚する」という選択肢もあることを認識し、そのうえで「修復する」ことを選択するという事です。
これはコミットメントと言うもので、選択肢の中には”選択しない”という選択肢もあるので、やめることももちろんできます。”一旦”と書いたのは、いつでも別の選択肢を選択することもできるからです。
仮に「修復する」以外に選択肢がない(例えば「夫のいない人生は考えられない、ありえない」など)と思っているとしたらそれは執着になってしまいます。
さくらさんは「修復する」か「離婚する」か、もしくはほかの選択肢も自由に選ぶことが出来るんです。それを知っておいてくださいね。
そうはいっても、
「いやいや、さっき夫婦の問題は二人で作った問題だって言ったじゃないですか。
やり直すかどうか、私ひとりで決められることじゃないじゃないですか」って思うかもしれないですね。
夫の気持ちは夫にしか変えられませんし、先々の結果は誰にもわかりません。なので、まずはさくらさん自身が修復にコミットして頂きたいなと思います。
コミットが出来ると、ご自身が修復に向けて取り組んだ際に変化も早いです。
3.自分を知り自分を整える
ここからは具体的な提案をしていきたいと思います。
別居中で修復したいと思っている今、つい”夫がどうしたら自分のもとに戻ってくるか”ばかり考えてしまっているかもしれないですね。
私が夫から離婚したいと言われた時もそうでした。
ただ、残念ながら夫を取り戻すために夫が望む自分になるために自分を変えようとしても効果は期待できません。自分が心から変わりたいと思えないと、人は変われませんし、人に合わせてもどこかで辛くなってしまうからです。
まずはさくらさん自身の体調や気持ちを整えることをお勧めいたします。
①好きなものを食べる
なんで?そんなこと?と思うかもしれませんが私は食べることが好きなのと、食事をしない方はあまりいないので(栄養はサプリでとりますという方以外は)ご提案をさせて頂いてます。
さくらさんはお食事は1日3食きちんと食べるタイプですか。
それとも朝は食べないなどで1日1~2食でしょうか。
仮にさくらさんが1日1食しか食事をしなかったとしても、その1回の食事の際にご自身に最高の食事を与えてあげて下さい。ご自身が今本当に食べたいものを食べてほしいです。
自分のために栄養バランスを考えてあげて1日30品目を自分にプレゼントしてもいいですし、今日はケーキが食べたい!と思ったらケーキを食べて自分を甘やかしてあげても良いです。
夫への愛情を上手に示していなかったという事なのでまずはご自分への愛情を示す練習を食事を通して行ってみて下さい。
②仕事や趣味に打ち込む
ご相談文にさくらさんのプライベートなことが書かれていませんでしたが、もしお仕事をされているのでしたらお仕事をとにかく頑張るというのも良い方法です。
また、ご自身の趣味は何でしょう?
好きなことに打ち込むと生活に充実感が得られます。技術を磨くタイプの趣味でしたら自信にもなります。
もし外に出ることに抵抗がなければ新しい習い事を見つけて通ったり、同じ趣味を持つ方同士のサークルやコミュニティに入ってみるのもお勧めです。
あまり人付き合いをしない、と書かれていますがコミニケーションを取る相手が夫だけだと夫一人に依存してしまいがちです。
特別な人付き合いをしなくても、習い事の時間に人に会って話すだけでも変化があると思います。他者を通して自分を知ることは自分と向き合う第一歩になると思います。
*
最後に。
さくらさん、改めましてご相談頂きありがとうございました。
今回のご相談文を読んでいるとほとんどが夫についての記述で、さくらさんご自身のことが書かれていませんでした。今は夫軸になっているかと思いますので、自分軸を取り戻すのに仕事や趣味に打ち込むことは役に立つと思います。
今、やり場のない気持ちがあるかもしれませんが、望みはありますので無理のない範囲で取り組んでみて下さい。
具体的に夫が戻ってくるためにどうしていくかはその後で考えても良いと思います。
さくらさんが自分らしく幸せでいられることを応援しています。
もし、似たようなことはしてきたわとか、ほかの方法を知りたい、という事でしたら是非カウンセリングをご活用下さい。
5月のカウンセリング募集中です。
★5月の個人セッション募集★ - 実佐 心理カウンセラーのブログ
読んでいただきありがとうございました。
またお会いできると嬉しいです。
心理カウンセラーの実佐でした。