20年かけて夫婦関係を改善!札幌在住・夫婦修復カウンセラー 実佐(みさ)です。
この週末は、東京で根本裕幸先生のお弟子が集まるお弟子リトリートセミナーに参加してきました。
(根本先生は一般の方向けに定期的にリトリートセミナーを開催しています。この記事を読んで興味がわいた方は是非参加してみて下さい)
今回はお弟子だけが集まるリトリートセミナー。私はリトリートセミナー自体が初めての体験。
何か月も前から楽しみで申し込んだ私ですが、開催1週間前から私は抵抗からソワソワ落ち着かない日を過ごしました。
人とのつながりが怖いという抵抗感は今回の私のテーマにもなりました。
そんな2日間のリトリート2日目。その日の2番目のセッションのフォーカスパーソンに私は当たりました。(2という数字にも意味があるんでしょうか)
今回は自分が受けたセッションの振り返りを記録しようと思います。
トレーナーはジュンコさん。
実はオンラインで少しだけ顔を合わせたことがあるジュンコさんが1日目の始めに声をかけてくれました。この時、ジュンコさんの時にフォーカスに当たるかもという予感がありました。
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今回の私の相談内容は
「夫とより良い関係になるのにはどうしたらいいか」
でした。
昨年結婚25年を迎え、夫婦関係が安定してきたと思った矢先に関係はボロボロになりました。青天の霹靂というのはああいう事か、というほどのショックが私を襲い、子供も巻き込んで悲しませる非常事態に胸が押しつぶされそうでした。
20年間、夫婦関係に悩み、その中で出会ってきたセラピーや心理学を学び少しずつ立て直してきた関係が崩れていくときの絶望感は言葉にできない虚しさと悲しさが満ちたものでした。
同期のカウンセラーや先輩カウンセラーを頼りつつもどうしていいのかわからないまま。
その争いを収める方法として私は自分の感情を抑え、自我を押し殺す方法を取りました。こんなことをしても、後から後悔したり怒りがわいたり虚しくなることはわかっていたけれど、他にどうにもできませんでした。
別れを受け入れることは、夫のみならず自分を見捨てることになると思ったから。みっともない執着だとわかっていても手放すことはできませんでした。
そこから数か月のとてもぎこちない時間を過ごし、今また落ち着いた関係になってきた今、より良い夫婦関係=相互依存に行くためのヒントが欲しいと思っていました。
ジュンコさんは丁寧に私に質問してくれました。
・夫との今の関係性
・両親のことと両親のパートナーシップ
・私の夫への気持ち
・夫がどういう人なのか
記憶をたどりながら順を追っていきます。
・夫との今の関係性
夫との今の関係について、気づいていたことがありました。
26年も一緒にいるとだんだん距離が近づきすぎて境界線を見失うことがあります。
そして近くなりすぎると父娘(時によってはその逆)のような関係になってしまってパートナーシップからは遠くなってしまうということ。
ここで自分の幼少期に父の言うことをひたすら聞くことが両親を取り持つ私の役目だと思って行動してきたことが、夫との関係に影響していることに気づきました。
父の望む自分でいようとしたように、夫の望む自分でいようとしている自分に。自分を押し殺し、嫌な部分、自分のなりたい自分を隠している私自身に。
・両親のことと両親のパートナーシップ
ヒステリックな母とコントロール癖のある父というエネルギーの強い両親、そして二人の関係がとても悪かったことをお話ししました。
ここでジュンコさんに言われたのは、とてもエネルギーの強い両親から生まれた自分は同じようにエネルギーの強い人間であること。
それを抑えて小さくまとまろうとしていることを教えてくれました。
・私の夫への気持ち
これは一言「夫のことは好きですか?」という質問に対して「はい」と答えました。
私の主訴に対して本当にそう望んでいるかを確認されました。
・夫がどういう人なのか
夫は優しい人なのかと聞かれ、「はい」と答えた私にジュンコさんがさらに質問を加えます。
「それはどういうやさしさですか」
一つは愛情を言葉で表現してくれるところ。
そして次に答えた二つ目の回答で、私の持っている本質が暴かれてこのセッションの方向性が決まりました。
それは
「お給料を全部家計に入れてくれるところ」
かなりインパクトのある言葉ですよね。
この時どうしてこのお金という言葉が出てきたのかわかりませんでした。
後から思うと、私は自分でもお金を稼ぎたいと思いつつ、今の会社に居続けるか、今後どういう働き方をしたいか迷っていました。
手っ取り早く夫が稼いでくれたらいいのになという安直な考えが普段からちらちら頭をかすめていました。それがそのまま言葉として出たのだと思います。
もう1つ。数年前に夫がどういう風に愛情を示す人か考えていた時に気づいたことがありました。
20年も、自分の楽しみは最低限のお小遣いで賄い、家族のために働いてくれる夫の愛情を自分が全く受け取っていないことに。
愛がなければ家族を養い続けることなんてできない。それは私への最大限の愛情表現であることに、それまで気づきもせずにいました。
これに気づいた時、私は夫と生きていくことを決めました。
私が欲しいのは単にお金というよりも、夫が私にくれる愛情。
お金はその1つのわかりやすいかたちだと考えています。
セッションの話に戻ります。
ジュンコさんがここで聞いてくれました。
小さくまとまって夫の望む自分(と私が思い込んでいる小さい従順な自分)でいようとするのと、「私のために稼いで来い!」って言っている自分、どっちが楽かと。
答えは後者でした。
自分らしく夫を掌で転がせる器の大きな自分になるために必要なのが
女王様マインドだと教えてもらいました。
(説明能力がないので師匠のブログに頼ります)
この後は女王様マインドを手に入れるための体験セッションに入ります。